『僕らが格闘ゲームに夢中だった頃』という本のタイトルを見て、書店でツッコミを入れました。 いや待ってよ! 今でも夢中なんだけど!? 1990年代の格ゲーブームの思い出を描いた、エッセイアンソロジー。 当時、スト2から初まり、格闘ゲームブームが到来しました。 対戦台が各地に作られ、個人商店にまでゲーム筐体が置かれました。 ゲーメストはゲーマーのバイブルになり、交流ノートが置かれ、対戦台にはコインを置いて行列を作りました。 スト2、餓狼伝説、サムライスピリッツ、バーチャ2、ワーヒー2、豪血寺一族……画面の中で勝つために、多くの少年(あと一部少女)が青春を費やしました。 ゲームそのものの、あるあるネタが多め。 ただこの本の特徴は「自分がどういう経験をしたか」がメインです。 一番個人的にしっくりきた台詞はこれでした。 「いやね? もうゲーセンに行くために学校行く感じ?」 わかる。 友達少ないけど、