ブックマーク / white-cake.hatenadiary.com (2)

  • 父の親友とその裏面 - wHite_caKe

    昔、私の父シロイ・ネコヒコ(仮名)の職場にはドウドウさん(仮名)という二歳年上の先輩がいました。 二人はたいそう仲が良く、ドウドウさんの奥さんが出産なさったときは、独身だったネコヒコが名付け親になるよう頼まれたほどでした。 ネコヒコが母と出会ったときは、 「シロイの家にはティーセットがないだろう。彼女が家に来てくれたとしても、そんなんじゃ振られちまうぜ」 と言ってドウドウさんは高級なティーセットを揃え、ネコヒコのもとに持ってきてくれました。 私の故郷はたいそうな田舎です。ネット通販もなかった時代に珍しくて高級なティーセットを手に入れるのは、きっと大変なことだったでしょうに。 ドウドウさんはニコニコ笑いながら当然のように、手を尽くしてくれたのです。 幼い頃の私は、ドウドウさんにたいそう懐いていました。 私は彼を「じいちゃん」と呼んでおり、その都度両親は慌てて謝り、 「その呼び方はやめなさい」

    父の親友とその裏面 - wHite_caKe
    rider250
    rider250 2018/10/08
    ガキ時分、担任や周囲の大人から「俺君は味方認定した人には徹底的によくするし『いい人』として振る舞うけど、敵認定した相手には徹底的に冷たく敵対するね、空気が凍る感じがするくらい」とよく言われてたなあ。
  • 消えた女の子 - wHite_caKe

    私が子供の頃住んでいたのはたいそうな田舎だったのですが、その中でも我が家は更に辺鄙な場所にありました。 幼稚園に入るまで、妹と私はお互いだけが遊び相手でした。我が家の半径3km以内には、他に子供がいなかったからです。 そのせいでしょうか。 幼稚園に入ってすぐに私は、自分の対人スキルが同年代の子と比べて大幅に劣っていることに気付きました。 遊びの仲間に入れない。 たまに入れてもらってもどんくさくて、みんなをイライラさせてしまう。 遠いとおい昔のことなのに、入園当時にあったいろんな出来事を、私は今でも思い出せます。 それだけ毎日緊張して過ごしていたのでしょう。 自分が他の子供と上手く遊べないことに気付いた私は、自分の何がそれほどまでに駄目なのか、いっぱい考えるようになりました。 かなしくて苦しかったですが、ぎゃんぎゃん泣きながらお母さんに引きずられて幼稚園にやってくる子が他にいたりしたので、自

    消えた女の子 - wHite_caKe
    rider250
    rider250 2013/07/29
    以前「俺さあ、小学校の記憶は3年からしかないんだよね。1~2年の時の事はまったく何ひとつ覚えてないんだ。担任の先生が誰だったかも」と真顔でいう男がいて(しかも彼は超頭が良い)ゾッとした憶えがある。
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