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  • お豆腐の石ころ - バンビのあくび

    石ころをつま先でコツンと蹴っ飛ばした。 石ころはピョコンと跳ねてからコロ、コロコロと転がり、大通りの真ん中で止まった。 *** その石ころは学校を出て30mぐらい歩いたところにある、お豆腐屋さんの前に落ちていた。白くて「つるん」としていたから、私はお豆腐のカケラが落ちてるんだと思って近づいたんだけど、よく見たら全然違くてカチンコチンの石ころだった。でもキレイだった。 手のひらの上に乗せてみたら、つるんとした肌触りが伝わってきた。そんな石ころのツルツルを感じながら、「やっぱり、この石ころはお豆腐と関係があるんじゃないかな?」と想像し、楽しんでいた。 石ころをポケットにしまおうかと思ったけど、その日私が着ていたワンピースにはポケットがついていなかった。ランドセルにしまおうかと思ったけど、給の残りのきなこ揚げパンが入っているから一緒にするのが嫌だった。だって、きなこ揚げパンはお母さんへのぷれぜ

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