「極上音響上映」「極上爆音上映」などで知られる東京都立川市の映画館・シネマシティにて、企画を担当している遠山です。シネマシティは11のスクリーンを持ついわゆるシネコンではありますが、全国各地にある他系列のシネコンとは違い、立川にしかありません。 大手シネコンチェーンの寡占化が進む中、シネマシティは「映画ファンのためのシネコン」を標榜(ひょうぼう)し、さまざまな独自の戦略を展開してきました。四面楚歌の戦場をサバイブせんと、一騎駆けで日々狂奔(きょうほん)しています。シネコンですから、大抵の話題作は他の劇場と同様に上映していますが、それだけでは大手に到底敵いません。 そこでシネマシティでは、いわゆる単館系やミニシアター系と呼ばれているような小規模公開作品を積極的に上映することで、差別化を図っています。 そして、独自企画として旧作を次から次へと上映し、シネマシティが誇る最高の音響を体感していただ