陸上自衛隊東富士演習場(静岡県御殿場市など)で隊員が訓練中に小銃を紛失した問題で、演習場外に持ち出された疑いが強まったとして、陸自警務隊が窃盗容疑などで捜査していることが25日、防衛省陸上幕僚監部への取材で分かった。 これまでに延べ約8万人の隊員を投入して演習場内を捜索したが発見されていない。実弾は入っていなかったという。 陸幕によると、10月12日午前11時ごろ、第35普通科連隊(名古屋市)の男性陸曹が訓練中、携行していた89式小銃1丁を紛失したことに気付いた。陸曹は小隊長の車の運転担当で、同11日午前6時には所持を確認していた。