インターネットテレビ局・AbemaTVの「将棋チャンネル」で、羽生善治竜王(永世七冠)の着想から生まれた番組『AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治』の決勝戦が9日、放送された。藤井聡太七段と佐々木勇気六段との戦いとなった今回、藤井七段が激戦を制して初代王者に輝いた。 【写真】その他の写真を見る 羽生竜王の着想で作られたトーナメントは、持ち時間が増減する「AbemaTVルール」で対局が行われる。持ち時間5分で開始し、1手指すごとに5秒が加算、持ち時間が切れると負けとなるフィッシャールールを採用。チェスでも用いられるものだが、対局は通常の将棋と同じく正座形式で実施する。1対局あたり約30分と初心者でも楽しみやすい、スピーディーな展開が見所のオリジナルルールとなっている。 決勝トーナメントでは、12名の選ばれたトップ棋士たちの中から、予選を勝ち抜いた、高見泰地叡王、橋本崇