ジュネーヴ国際音楽コンクール(スイス)は、10月28日(現地時間)にヴィクトリア・ホールでチェロ部門のファイナルがおこなわれ、上野通明が優勝し、ヤング聴衆賞なども併せて受賞した。日本人チェリストがこの部門を制するのは史上初となる。上野は、セミファイナルでは、J.S.バッハ、クセナキス、ブリテン、シューベルトを、ファイナルではルトスワフスキの協奏曲を演奏し、見事栄冠を手にした。 第2位はカナダのBryan Cheng。第3位には、今年5月ルーマニアのエネスク国際コンクールでの最年少優勝で話題を呼んだ韓国の15歳、Jaemin Hanが入賞した。 第1位 Michiaki Ueno(日本) 第2位 Bryan Cheng(カナダ) 第3位 Jaemin Han(韓国) 上野はパラグアイ生まれの25歳。幼少期をスペインのバルセロナで過ごした。2010年にルーマニア国際音楽コンクールで最年少で優勝