東日本大震災から半年、防災の日の避難訓練なども通じ災害への意識が高まっていた日本を直撃した台風12号は、4日夜現在、紀伊半島を中心に80人を超える死者、行方不明者を出しており、今も山間部の被災確認や救出活動は難航している。 速度が遅く紀伊半島中心に1800ミリを超える猛烈な豪雨をもたらした特異な台風への備えに死角はなかったか。専門家は集落ごとに避難所を設けるなど、きめ細かい対策の必要性を指摘する。 台風12号は、太平洋高気圧と日本海に張り出した高気圧に行く手を阻まれたために速度が遅く、中心付近にドーナツ型の巨大な目を持っていたのが特徴だ。 通常、台風の目の大きさは30~100キロくらい。だが今回は強い勢力を維持しながら日本に接近、150~200キロほどに及んだ。 このため目が通過した四国や中国は比較的、風が弱く、逆に発達した雨雲が周辺にドーナツ型に広がり、紀伊半島にかかって大雨をもたらした
自動販売機に清涼飲料水を補充する仕事をしていた兵庫県尼崎市の男性=当時(27)=が、入社約4カ月後の平成20年8月に過労自殺したのは、繁忙期の猛暑にかかる負担への配慮がなかったためとして、両親が男性の勤務先だった大阪市住之江区の運送会社に対し、約8280万円の損害賠償を求める訴えを7日に大阪地裁へ起こすことが4日、関係者への取材で分かった。 大阪西労働基準監督署は22年6月、自殺1カ月前の時間外労働(残業)が100時間を超えていたなどとして、労働災害(労災)を認定。運送会社の代理人弁護士は産経新聞の取材に「安全配慮義務違反はなかったと考えている。提訴されれば、きちんと主張して争いたい」と話している。 訴えによると、男性は20年4月に入社後、大手飲料メーカーの清涼飲料水を積んでトラックを運転し、ノルマとして1日15台前後の自販機を巡回、商品を補充していた。ほかに自販機の故障や客からの苦情
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く