(CNN) 宇宙空間を漂う危険なゴミが人工衛星と衝突する事故などを防ぐため、米空軍は地球周辺の宇宙ゴミを監視する「宇宙フェンス」の増強を計画している。 空軍は1960年代初めごろから地球周辺にレーダー信号を張り巡らし、宇宙空間を高速移動するロケットや衛星の破片といった「宇宙ゴミ」を監視。「宇宙フェンス」はその役割を担うシステムとして設置された。 現在監視している宇宙ゴミの数は約2万ほど。しかし実際の規模はこの10倍にもなるといわれ、破片の大きさはソフトボール大からバスほどの大きさのものまで多岐にわたる。 こうした破片は大小を問わず、国際宇宙ステーション(ISS)などの有人施設にとっても、地球軌道を周回する多数の人工衛星にとっても危険な存在だ。 宇宙船や衛星に宇宙ゴミが衝突する恐れがある場合、空軍から米航空宇宙局(NASA)や民間の運営会社に通報する。
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