「情報が溢れていて誰の意見・情報に耳を傾け、どのメディアを信頼すればいいのか分からない」 日本全国、或いは世界の多くの人々もが、現在日本で起きている災害に対して、思っていることなのではないでしょうか。 もちろん政府、大手メディア、専門家は、慎重な議論、必死の取材活動、深い専門的知識と知見を踏まえ、情報の発信を懸命に行っています。ただ時々刻々と事態が推移する中で、例えば放射能の影響等に関しては、誰もが納得する明快な答えが非常に得にくい状況にあります。大手マスメディアから得る情報のみならず、オンライン、海外からの視点も含め、総合的な情勢判断の元となる情報を、私たちは渇望しています。 中東の民主化運動で脚光を浴び、今回の大災害でも安否確認やオンラインのコラボレーションで急速にその威力を発揮しているツイッター、フェイスブックですが、残念ながらその負の部分も露呈しつつあります。デマ情報の拡散、情報が
![『災害時に必要とされるキュレーション・メディア』(市川 裕康) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/372489352b9b4007716378b7b6e9d2b937a5088a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fcommon%2Fimages%2Fv3%2Fmeta%2Ffb_ogp-image.png)