熱血の映画監督マイケル・ムーアが、苦節30年の中産階級に復権のための 行動を呼び掛ける。 ──────────────────────────────────── 1980年代、人気俳優ロナルド・レーガンが米国大統領として登場し、市 場原理主義を掲げて国を、民衆を、疲弊の極みに落とし込む新自由主義路 線が走り出しました。 日本でも「ロン・ヤスの間柄」とはしゃいだ中曽根首相がその受け売りし て、わが国を米国の新路線に組み込むプロセスが始まりました。国鉄民営 化を始めとする「中曽根民活」は「小泉改革」を経て今に続き、民衆の生 活を根底から破壊しています。 米国の変質が「レーガン改革」に始まって今も続いていることと、民衆 が有意な抵抗を示さずむしろ容認してきたことを指摘して、これでいいの か?声を挙げるべきだ、と「華氏911」や「シッコ」の監督ムーアが再 び呼び掛けています。 ムーアは2008年