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古代とエジプトに関するrikuzen_gunのブックマーク (2)

  • ファラオのDNA解析はあんまり意味ないという話。「それ何の目的でやんの?」

    最近は考古学と遺伝学を組み合わせた研究が花形で、色んなジャンルで使われている。 たとえば野生動物を飼いならす過程を調べるのに、遺跡から出てくる家畜の骨を調べるとか。 人の移住経路を調べるのに古い人骨のDNAを調査するとか。 古代エジプトのジャンルでも、かつてツタンカーメンとその家系について、ミイラのDNAを調べる、というプロジェクトがあった。また、今年になって、末期王朝~ローマ支配時代あたりの一般人のミイラを調べ、現代エジプト人との差異を確認するという研究が行われていた。 …で、そんなこんなで昔から、「ファラオのDNA解析をやれ」と強くプッシュする意見もあり、それが行われないので、きっと何かを隠しているからだ!! みたいな陰謀論もあったりするのだが、そうじゃない。 ファラオのDNA解析はリスキーなわりに意味があまりない という話をしたい。 ■そもそも何を知りたいのか ミイラのDNAを調べて

  • 古代エジプトと王朝の区分 ―全32王朝は「実は分けすぎ」。

    古代エジプトの王朝区分の話。 古代エジプトの王様たちは、「第xx王朝xx代目」のように数えられることがある。王朝番号は、ペルシャ支配時代を入れて31、最後にプトレマイオス王朝をいれた32というのが一般的だ。エジプト史を昔からやってるひトにとっては、この区分は馴染み深く当たり前だ。ところが、中国史をやってる人からこう言われた。 「なんか王朝おおすぎね? そんなに頻繁に変わってたんか」 …言われてみれば、その通りだ。 中国にしろ他の国にしろ、「王朝」が変わるということは、王家や、場合によっては支配民族が変わることを指し、そう簡単に変わらない。 結論から言うと、古代エジプトの場合、王家や支配民族の変化はほとんどない。 「王朝」が切り替わるタイミングの大半は、なぜそこで切り替わっているのか良くわからんのである。 そもそも現在使われている「王朝」区分は、紀元前3世紀のエジプト人神官マネトーさんの使っ

    古代エジプトと王朝の区分 ―全32王朝は「実は分けすぎ」。
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