新聞に載るのが名誉の場合とは限らない。たとえば犯罪者の場合。同じく、歴史に名を残すのも、時と場合による。こと皇室の歴史に名を残す場合。 天皇陛下の退位を実現する特例法案が可決され公布された。 以前、評したように、譲位に関しては褒めておいた。①特例法で細目を定め、速やかに譲位を行う、②ただし、1条でもいいので典範に追加項目を挿入し、「違憲の天皇」の疑いを回避する、③上皇の尊号を死守する。この3点、与野党ともに衆参両院議長のあっせんで歩み寄り、妥当な結論に至った。 昨年8月8日の陛下のお言葉により譲位が実現したのであるから、東大憲法学の「天皇=ロボット説」はここに崩壊した。 与野党ともによくやった! と褒めた後に、政府がやらかしてくれた。 譲位された後の天皇陛下の尊号は上皇。当然である。なぜ正式名称の「太上天皇」ではなく、略称の「上皇」を正式名称にするのか意味がわからないが、歴史的に定着した名
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