沖縄県は15日、新たに10歳未満から90代の男女661人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。過去4番目に多く、日曜日としては過去最多。県によると、入院調整・受診調整をしている医療コーディネーターからの報告で、午後6時時点で重症者用の病床28床が全て埋まった。呼吸不全で酸素投与が必要な「中等症2」の病床も満床となったという。 【ひと目で分かる】沖縄の感染者数の推移 病床数は日々変化するが、県によると重症者用の病床が満床になるのは珍しく「重症者は高齢者ではなく、40、50代が中心になっている」としている。また自宅やホテルなど宿泊施設で療養中の患者の受診調整も困難な状況だという。県民に対して医療逼迫(ひっぱく)の状況を認識し、不要不急の外出を控えるよう改めて訴えた。 ■最悪な状況続く 療養者数は合計5783人で、直近1週間の新規感染者数は4168人でいずれも2日連続で過去最多を更新した