「交流戦、阪神7‐0楽天」(19日、甲子園) 孝行息子の出現を待った父の日だったが、オヤジの期待は裏切られた。守備のミスが重なり、打線も4安打無得点に封じられての完敗だ。試合後、星野監督は少し笑ってみせながら、帰りのバスへとゆっくり歩いた。 「(ミスは)甘さというか、(チームに)DNAとしてあるんじゃないか。先発ピッチャーも、6日も1週間もあけてもらって。(全体的に)先発が、あれだけぶざまでは毎回勝てんやろ」 自滅のような形で流れを失った。まずは、三回2死二塁からブラゼルの三塁への飛球を遊撃・松井稼も追い、三塁・草野と軽く接触して草野が落球。2点目を奪われた。さらに四回無死二塁からは、スタンリッジのバントを処理した嶋の三塁への送球が悪送球となって失策に。そこから一気に3点を奪われた。 守備のミスに足を引っ張られる形で、永井も5回で降板。6月は田中以外の先発に勝ち星が付いていない。「