女性声優の歌手デビュー続々、世界観の構築でアプローチする新世代 昨年から今年にかけて特に人気の高い女性声優の歌手デビューが相次いでいる。昨年は花澤香菜や竹達彩奈らが歌手デビューし、リリースした作品は全てTOP10入り。 両者は作家陣にカジヒデキや北川勝利、沖井礼二といった渋谷系ミュージシャンが多く名を連ねていることも話題を集めており、こうした“アキシブ系”(秋葉原×渋谷系)と称される流れなどもあって、声優のCDの購買層にも変化が起きているようだ。 「最近は洋楽等とともにアイドルや声優の曲も回すDJイベントが人気ですが、これまでアニメ・声優の作品を聴いてこなかった音楽ファンにも購買層が広がっているように感じています。店頭においても、作家とひもづけた展開は、定番となりつつあります」(タワーレコード新宿店 7階フロア担当 鈴木秀和氏) こうした流れがある一方で、13年は自身の持つ個性を活かして、