なんか「昇進」の季節になってきましたか。 昇進したと言っても、余計な「肩書き」が増えるだけで 給料は増えないわ、仕事は増えるわで、ロクな事がないよー。 こんな話はよく聞きますな。 戦国時代においても、朝廷が叙任する「官位」がありました。 しかしこれらは「貴族」におけるシステム。 戦国時代の頃には、実権はとっくに「武家」が握っており、 「官位」の持つ権力は失われて、単なる「肩書き」だけの存在となってました。 しかし戦国大名にとっては、「官位」というのはかなり魅力的。 朝廷から「官位」をもらう自分・・・。これはかなりカッコいい。 自分の格付けも上がります。立派なステータスシンボルなのです。 で。戦国大名にとって最も人気の高かった「官職」があります。 それが「左京大夫」。 普通。守護クラスの人がもらえる官位って、せいぜい「正五位」が限界。 ところが「左京大夫」は「従四位」に相当する官職。 「一桁