住宅は大きな買い物だけに、情報収集から、現地見学、住宅ローンの申請、契約……とさまざまなアクションが必要になる。どのような手順で購入を進めればよいか、また注意しなければならないことは何なのか、ポイントを整理してみた。 Step1 どんな物件が欲しいか理想像を家族で共有 物件探しの前に、押さえておきたいのが、購入予算の設定と希望条件の整理だ。 どんな優良物件を手に入れようと、住宅ローンの返済が家計を圧迫したのでは、本末転倒だ。また、子どもがいるなら塾費用や私立学校の授業料など、一人当たりで年間100万円を超える教育費がのちのち必要となる場合も珍しくない。預貯金のすべてを購入資金に回さず、失業や病気といったリスクに備えることも大切だ。 現在の賃貸マンションの支払額と住宅ローンの返済額だけを比較して「払えるor払えない」を判断するのは避けるべきだ。今後予想される家族のライフイベントを考慮に入れて