ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で核の脅威が高まる中、世界の核軍縮の方向性を議論するNPT=核拡散防止条約の再検討会議が始まりました。 国連のグテーレス事務総長は「人類は広島と長崎の惨禍の教訓を忘れつつある」と危機感を示し、核軍縮の方向性をめぐり各国が歩み寄り合意を目指すよう訴えました。 7年ぶりとなったNPTの再検討会議は、ニューヨークの国連本部で日本時間の1日夜遅くから始まりました。 冒頭、国連のグテーレス事務総長がロシアがウクライナへの軍事侵攻後、核戦力による威嚇を繰り返していることを念頭に「私たちの平和と安全は重要な岐路に立たされている。今回の会議は冷戦期以来、経験してこなかった核の危機に直面しているタイミングで開かれる」と述べました。 そして「人類は広島と長崎の惨禍の教訓を忘れつつある」と危機感を示し核軍縮の方向性をめぐり各国が歩み寄り合意を目指すよう訴えました。 続いて、各国