始めに NanoPi NEOではオフィシャルの起動SDカードではubuntu 16.04のルートファイルシステムが入っています。手軽に実験するときには必要ものはaptコマンドでインストールできるので便利です。 しかし、いろいろなデーモンプロセスが動いていたりして多少冗長な部分があります。 コンパクトなルートファイルシステムを作るときには私はいつもBuildrootを使います。今回はNanoPi NEOでそれをやってみます。 Buildrootとは 私の記憶では元々はuclibcというlibcの軽量版のルートファイルシステムを構築するものだったのですが、今はglibcも選択できるようになっています。 メインのコマンド群にはbusyboxを使用します。 追加できるパッケージはかなり種類が多く、必要となるものはだいたい揃います。 ビルドのコンフィグの設定にはLinuxカーネルのビルドのときと同じ
