社団法人日本映像ソフト協会(JVA)は13日、文化庁文化審議会へ著作権物等の保護に対する意見書を提出したと発表した。 これは文化審議会著作権分科会がまとめた、2008年度の「文化省文化審議会著作権分科会法制問題小委員会の中間まとめ」(以下「中間まとめ」)と「過去の著作権物等の保護と利用に関する小委員会中間整理」(以下「中間整理」)に関する意見募集に対してのJVAの意見/要望となっている。 ■ 「私的使用目的の複製の見直し」について JVAでは、「中間まとめ」の「第2節 私的使用目的の複製の見直しについて」に対して、私的複製のあり方全般の見直しを行なうことを含め、下記の通り意見を提出した。 スリーステップテストの明文化 「著作権の通常の利用を妨げず、かつ、著作権者の正当な利益を不当に害しないこと」の条件(スリーステップテスト)を充足する場合に限り、複製が制限される旨を著作権法30条1項柱書に