いやぁ、すっごいねぇ…………。 刑事を取り扱っているのに、良い意味で最終回感がない最終回は初めて(笑) 最近の刑事モノと言えば、クライマックスに近づくにつれて結局復讐路線に走ったり、 新たな巨悪組織や黒幕に頼ったり、 警察上層部のお得意の"もみ消し"で主人公側が不条理な目に遭う展開をやったりで 「警察の世界はドス黒い」イメージを植え付けがちの既視感漂う内容で終わってしまう中。 本作はあくまでも「お仕事ドラマ」に特化し、 "いつものメンバー"で1つの事件を解決するまでの過程を 笑いあり、涙あり、学びあり、支えあり…といった日常生活ベースで描くスタイルを 最後まで貫き通したのには、もう非の打ち所がありません。 ギャグ要素も絶対欠かさないし、 楽しい時間が続くなぁと思っていたら、ある時はまるで鈍器で殴られたような ショックな感覚が襲いかかる。 このコメディとシリアスの転調っぷりが、本作の先の読め