長崎のカトリックの神父やシスターが多い家系で生まれ育って、関東にやってきた。 上京してからは毎週教会に行くことがなかったので、 ある時、近所のカトリック教会へ行ってみることにした。 システムはほぼ変わらない(献金の仕方が教会で違うくらい)ので、普通に馴染めていたのだが、 説教だけがおかしかった。 長崎の教会で聞く説教は、聖書の言葉を引用しつつ、「教えを見習って生きていきましょう」というものがほとんどで、 生活の一部として、キリストの教えを考えていたのだが、 関東の説教は、政治が何だ経済がなんだ、とにかく政治に関する言及が多い。 信徒も正平協のような団体に所属していたりする人が多く、 「思っていた教会と違う」感じだった。 あと「キリストを信じている自分」にアイデンティティを求めているような人もおおかった。 よくネットで「キリスト教は〜」と批判的なことをいう人を見るが、 そんなことを言う気持ち