書店で『ポジティブ病の国 アメリカ』という本を見かけた。アメリカのワーキングプアの実態を描いてきたバーバラ・エーレンライクの本だけに興味がわいた。 こういうことが書いてあるそうだ。 「「ポジティブシンキング」という病 (1)」 - aiaiときどきブログ PRESIDENT - プレジデント」 「「ポジティブシンキング」という病 (2)」 悲惨な格差社会や貧困におちいってもポジティブに考えなさいという社会はあまりにもおかしいのではないかというもっともな指摘である。「ドブに落ちても笑っていなさい」といわれるようなものだ。しかし昭和の時代が郷愁されるときの決まり文句に「貧しくても明るかった」というフレーズがあるが、悲惨さを救う知恵があるのもたしかなのである。ひじょうにむづかしい。 ■社会が問題ではなく、精神の問題の時代 こんにち、ポジティブ・シンキングがひじょうに提唱される時代になった。マーテ