ライブドアショックは、特に東証マザーズなどの新興市場に上場している企業を襲い、それは株価指標にもあらわれている。平均株価やTOPIXなどに比べて、東証マザーズ指数の下落率は大きく上回っている(表2の最下部参照)。2月9日に東証マザーズへの新規上場を控えたドリコムをはじめとして、2006年は引き続きIT・インターネット関連企業のIPOが相次ぐ見通しだが、今回の事件が長期化すればIPO市場にも影を落とすだろう。
[更新:11日04時45分] 米国時間10日に開幕したMacworld Expoの基調講演で、Apple CEOのSteve Jobsが同社初のIntelプロセッサ搭載Macとして、新しい「iMac」と「MacBook Pro」を発表した。CNET News.comがブログで伝えた。 iMacのほうは、価格、形状とも現行のPower PC搭載モデルと変わらないが、デュアルコアのIntel Core Duoチップを搭載することから、2〜3倍高速化していると、Jobsは語った。同氏はまた、Intelチップへの移行について、今年度中にすべてのモデルを移行する計画であると述べた。 Jobsはさらに、同じくIntelプロセッサを採用し、現行のPowerBook G4より4〜5倍高速な「MacBook Pro」も発表した。この新しいラップトップには「Front Row」が搭載され、リモコンを使って音楽
Yahooが、先のFlickrに続き、今度はタグ共有サイトのdel.icio.usを買収した。del.icio.usが米国時間9日付けのブログで認めた。Reutersの報道によると、 Amazon.comやNetscapeの共同設立者Marc Andreessenなどが出資するdel.icio.usには9人の従業員がおり、ユーザー数はすでに約30万人に上るという。なお、金額面の条件について は明らかにされていない。 BusinessWeek(12月5日号)のGoogle特集記事「Googling for Gold」によると、11月22日時点の時価総額はGoogleが1200億ドル、そしてYahooが600億ドルだという。Yahooは、この差を縮め、追い越すために、Bill Gatesも指摘したメディア企業へのシフトという戦略に加え、旧Inktomiなどの資産を利用したアルゴリズム検索のほか
※この記事はWeb 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル(前編)の続きです。 3. データは次世代の「インテル・インサイド」 重要なインターネットアプリケーションには必ず、それを支える専門のデータベースがある。Googleのウェブクロール、Yahoo!のディレクトリ(とウェブクロール)、Amazonの製品データベース、eBayの製品/出品者データベース、MapQuestの地図データベース、Napsterの分散型楽曲データベースなどだ。昨年、Hal Varianは個人的な会話の中で、「SQLこそ、次のHTMLだ」と語った。データベース管理は、Web 2.0企業のコアコンピタンス(中核能力)でもある。このため、これらのアプリケーションは単にソフトウェアではなく、「 インフォウェア(infoware)」と呼ばれることもある。 この事実は、ある重要な問いを投げかける。それは
2001年のドットコムバブルの崩壊は、ウェブにとって、ひとつの転換点とな った。「ウェブは誇大に宣伝されていた」と多くの人が結論を下したが、バブ ルとその後の淘汰はあらゆる技術革命に共通する特徴であるように思われる。 一般に、淘汰は新興技術がそれまでの主役に取って代わる段階に到達したこと を示している。見かけ倒しの企業は駆逐され、本物の実力を備えた企業が大き な成功を収める。そして、両者の違いが理解されるようになる。 「Web 2.0」という概念は、O'ReillyとMediaLive Internationalによるブレ インストーミングから生まれた。ウェブのパイオニアであり、現在はO' Reillyでバイスプレジデントを務めるDale Doughertyは、ウェブは「崩壊」し たどころか、かつてないほど重要な存在となっており、刺激的なアプリケーシ ョンやサイトは、驚くほど着実に生まれて
検索サイトとして1997年8月よりスタートしたエキサイト。女性向けポータルサイト「Woman.excite」やコミュニティサービス「エキサイトフレンズ」を初め、翻訳、音楽情報、ゲームなど、幅広い範囲のサービスに手を広げてきた。インターネットのメディアビジネスを手がける企業として、2005年4〜6月期の単独売上が前年同期比50%増の21億円となったエキサイトの好調ぶりは、どこから生まれてきたのか。社長の山村氏に、インターネットのメディアビジネス成功の道のりや鍵となった変化のポイント、今後の戦略などを聞いた。 --山村社長が入社された1999年当時のエキサイトはどのような状況でしたか。当時ポータルサイトとしてはヤフーが抜きんでていて、インフォシークやライコス(注:2003年9月にインフォシークと統合)との競争だったように思います。 サーチエンジンとしてスタートしたエキサイトが、ポータルサイトへ
Amazon.co.jpは11月1日で5周年を迎えた。今後のさらなる事業拡大を見据えて、千葉県市川市塩浜に新しい物流センター「アマゾン市川FC(フルフィルメントセンター)」を開業した。東京駅からJR京葉線で約20分の市川塩浜駅の近くにある。旧物流センターはここから約1km離れたところにあり、今後全面的に新センターに物流機能を移行させる。 Amazon.co.jpは11月1日で5周年を迎えた。今後のさらなる事業拡大を見据えて、千葉県市川市塩浜に新しい物流センター「アマゾン市川FC(フルフィルメントセンター)」を開業した。東京駅からJR京葉線で約20分の市川塩浜駅の近くにある。旧物流センターはここから約1km離れたところにあり、今後全面的に新センターに物流機能を移行させる。
ビデオにマイクロプロセッサの計算処理能力とハードディスクのストレージ機能を組み合わせる--これは、すごいアイデアだ。 不運にも、Intelが「ProShare」というビデオ会議システムを売り込み始めた当時、同社は20年ほど時代を先取りし過ぎていた。そして、同社の懸命な努力にもかかわらず、ProShareの取り扱いは打ち切られてしまった。同社はその前にもデジタル時計で同じような失敗をしていた。 さて。現在、われわれの身のまわりでは新たなビデオ革命が起こっている。 Apple Computerやソニーなどの各社は、携帯型のビデオプレイヤーを売り込もうとしている。なかでも一番注目を集めているのは、ビデオ再生が可能なiPodだ。その一方で、Samsungなどでは携帯電話をテレビ受信機に変えたいと望んでいる。 ほかにも、 Sling Mediaのような企業では、ユーザーが外出先から自宅に保存したテレ
電子メールの厄介者だったスパムが、ブログの世界向けに生まれ変わった。そして「スプログ(splog)」と専門家が名付けたこの問題に関して、Googleが非難の矢面に立たされている。 Googleの提供するブログサービス「Blogger」と「BlogSpot」ホスティングサービスの組み合わせは、ウェブで最も人気の高いブログ関連のサービスだが、先週末に両サービスは過去最大のスプログ攻撃に遭い、RSSの購読が不可能になったり、メールの受信フォルダがいっぱいになったほか、検索エンジンのランキングが不正操作された可能性も出ている。 Sun Microsystemsのウェブ技術ディレクターTim Brayは、これを「スプログの大爆発("splogsplosion")」と呼び、「ブログの世界("blogosphere")のみなさん、緊急事態が生じていると思われます」と自身のブログに書き込んでいる。 攻撃者
GREEといえば、mixiと並ぶ二大ソーシャルネットワークサービス(SNS)だ。日本のSNSブームは、Googleの運営するOrkutがきっかけだが、日本人のユーザー数でOrkutを最初に抜いたのがGREEだと言われている。 GREEは当時、楽天の社員だった田中良和氏が1人で開発し、運営していた。その後GREEは2004年12月に法人化したが、2005年10月に法人化して以来初めて大幅なリニューアルを実施するとともに、アルファ版からベータ版への移行を発表した(関連記事)。 現在、GREEのページビューは1日250万程度で、ユーザー数は約24万人だ。ライバルのmixiは、2005年8月にユーザー数100万人を突破しているが、GREEでもリニューアルを機にサービスを拡充させる考えだ。グリーの代表取締役社長である田中良和氏に、法人化から現在までの活動と今後の事業展開について聞いた。 --グリー法
インターネット関連企業の指標となるYahooが、米国時間18日に第3四半期の決算を発表。同期の売上と利益はともに前年同期の数字を上回り、またアナリストの予想を超える結果となった。同社では、過去最高となる今回の決算結果について、ビジネス全体で堅実な成長が見られたことが要因だとしている。 同社は9月30日締めの同四半期に、2億5380万ドル(1株あたり17セント)の純利益を計上した。昨年同期は2億5330万ドル(1株あたり17セント)だった。資産売却に関連する1600万ドル(1株あたり1セント)の影響分を除外した場合、同期の純利益は2億3800万ドル(1株あたり16セント)となる。 一方、売上高は昨年同期の9億700万ドルから47%増加し、13億3000万ドルとなった。なお、トラフィック獲得コストを除外した場合の売上は9億3200万ドルとなる。 Thomson Financialが集計したアナ
当時、読んだ人がコメントを付けられるWeb日記システムのtDiary 、誰でもウェブブラウザから直接コンテンツを追加編集できるコンテンツ作成システムのWiki、参加者の関心事項を集めたコミュニティシステムの関心空間の3つが非常に面白いと思っていました。 tDiaryは、「個人でホームページを運営する上で持続可能なモデルの完成系」だと思っています。私自身もかなり時間をかけてホームページを運営したことがあるのですが、やはりなかなか続かないですよね。少なくともこれだけなら続けられるというものは何かと考えたとき、日記と掲示板が一番継続可能なものだと思っていました。tDiaryは日記と掲示板を一体にしたようなものなので、これは個人ホームページを作るうえで唯一持続可能なモデルだと感じたのです。 Wikiは、「誰でも編集できるコンテンツ作成ツール」という概念に興味がありました。はてなでは開発チームでグル
現在、カナダの議会に提出されている法案が成立した場合、検索エンジンがウェブページをキャッシュする行為が違法となる可能性がある。同法案に対しては、根拠を欠く不当な提訴を可能にすると共に、一般人からの情報へのアクセスが妨げられる恐れがあるとの批判の声が上がっている。 Bill C-60と呼ばれる問題の法案は、1996年に世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organization:WIPO)で採択された条約の一部を施行することにより、カナダの著作権法を修正することを目的としている。このWIPOでの条約制定は、後に、米国でのデジタル・ミレニアム著作権法(Digital Millennium Copyright Act:DMCA)制定につながった。 カナダでは議会の夏季休暇明けに、C-60法案の審議と最初の採決が行われる予定だ。同法案は、ファイル交換、コピー
Harry Potterシリーズの最新作「Harry Potter and the Half-Blood Prince(ハリーポッターと混血のプリンス)」がついに発売された。これまでで最も発売が待たれていた同書は、Amazon.comだけでも約140万人の読者が予約するなど、オンラインでの販売記録を塗り替えている。Amazon.comでは昨年の予約受付開始以来、常にベストセラーリストに名を連ねていた。 郵便局や配送業者が、発売日当日の配送の約束を果たすべく仕事に追われるなか、インターネットにはすでに同書についての書評や、発売日深夜のパーティの話、一気に読んでしまった読者によるネタばらしや、あまりにも内容をばらし過ぎている書き込みへの苦情などが溢れている。米国時間16日午前11時から正午にかけて、blogサーチエンジン「Technorati」では「Harry Potter」という語が最も多く
「モバイルコンテンツを手がける事業者は、今後2年のうちに淘汰されていく。企業の統合・再編が進むだろう」--ドワンゴ代表取締役社長の小林宏氏は今後のモバイルコンテンツ業界の動向についてこう予言する。 これは7月15日に行われた携帯電話関連の展示会「WIRELESS JAPAN 2005」の講演で述べたものだ。 同氏が業界再編を予測するのは、モバイルコンテンツをめぐる環境が大きく変わっているためだ。第3世代携帯電話の登場とパケット定額制の導入により、音楽や複雑なゲームを携帯電話で楽しみたいというニーズが高まっている。しかしこれらのコンテンツはこれまでモバイルコンテンツの中心だった着メロや待受画面に比べて制作費が高い。たとえば着うたの場合、売上に占める著作権使用料の割合は着メロの3〜4倍となる。さらに、音楽配信であれば権利処理の問題も複雑になる。 このような急激な変化にコンテンツ事業者のほうが対
Yahooは米国時間14日、ドイツ語の検索クエリを英語とフランス語に翻訳し、世界中から集めた検索結果をドイツ語で表示するというサービスを開始した。 Yahoo Searchの製品管理担当バイスプレジデントEckart Waltherによると、ドイツ語のウェブページは現在10%に満たず、インターネットをドイツ語で検索しても、ほかの言語で発信される有益なコンテンツを大量に見逃すことになるという。 現状、母国語以外で発信される検索結果をウェブから取得するには、利用者がその語句に対応する正確な外国語を知っている必要がある。 だが、Yahooのドイツ語検索サイトで提供される「Yahoo Suche(検索)Translator」のベータ(テスト)バージョンを利用すれば、母言語しか知らなくてもこのような検索が可能になる。 たとえば、「サンフランシスコで最高のベジタリアンレストラン」をドイツ語で検索すると
2005年6月27日に東証マザーズに新規上場したアドバンスト・メディア(AMI)が強烈な買い人気を集め、初日は値がつかなかった。公開価格の16万円に対して、上場日翌日の28日に70万円(公開価格の4.3倍)でようやく初値をつけた。その後も、4営業日連続のストップ高になるなど快進撃を続け、7月5日には、一時135万円(公開価格の8.4倍)の高値まで買い進まれるなど破格の人気ぶりを示している。この人気の背景はなんだろうか。 AMIは、音声認識システムの開発や販売を主力事業にしており、具体的には電子カルテシステムへの文章入力をはじめとする各種ソリューションや、ライセンス、並びに音声インターフェースを用いたエンドユーザー向けのサービスを提供している。独自に開発した音声認識エンジン「AmiVoice(アミボイス)」を中心とした音声認識システムを利用し、コンサルティングやソリューションなどを手掛ける。
ロンドン中心部で4件の爆破事件が起こった現地時間7日、欧州における事件後の電子メールトラフィックが倍増したことがわかった。 セキュリティ企業MessageLabsによると、同テロ攻撃が始まった1時間後には、同社が監視している顧客の電子メール送受信数が通常の平均50万件から100万件へと急激に増えたという。 MessageLabsのシニアアンチウイルステクノロジストAlex Shippは、「英国夏時間午前9時を少し過ぎたころから、電子メールのトラフィックが増加し始めた。スパムメールは考慮していないが、いつもは1時間当たり50万件程度の正規の電子メールトラフィックが、100万件へと急増した」と説明している。 「電子メールの内容は定かではないが、おそらく『大丈夫か』『ニュースを見たか』といったメッセージだったのだろうと考えている。もっともこれは、わたしたち自身が受け取ったメールに基づいた推測だ」
アダルト雑誌の出版とウェブサイトの運営を行うPerfect 10が、Amazon.comを訴えた。同社の主張によると、Amazon.comの検索エンジンが、Perfect 10のウェブサイトにある数千枚の画像を勝手に表示して、同社の著作権を侵害しているという。 「A9.comやGoogleなどの『検索エンジン』は、たわいもないものから過激なものまで、膨大な数のアダルト画像を表示して、大量のトラフィックを自社サイトに集め、そこから広告収入や売上を得ている」と、同社は声明のなかで述べている。 Perfect 10は11月に、Googleを相手取って同様の訴訟を起している。同社はGoogleとAmazonに対して侵害行為を通知する書類を多数送付したが、これらの通知は無視されてきたという。 GoogleとAmazonの関係者にコメントを求めたが、回答は得られなかった。 Amazonに対する訴訟は、
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