今月気になる作品 ★2.8/5 ウォール・ストリート (先が読めない情報資本主義経済への批判的アプローチとしてよりも、その世界を突っ走って来て、収監までされたが、獄中で本を書き再び証券界に影響力を持つしたたかな親父と、彼を軽蔑して来たが、所詮はデジタル経済の子である娘とのファミリードラマとして見たほうが面白い。オリバー・ストーンは政治的にナマッたわけではないと思う)。 ★4/5 ザ・タウン (ベン・アフレックが監督としてタダモノではないことを示す。アブナイ男を演じるジェレミー・レナーも見もの)。 ★3.8/5 再会の食卓 (個別特殊なことを描きながら、ふと気づくと妙にシュールな世界にまぎれ込んでいるような気分になる不思議な映画)。 ★2.9/5 洋菓子店コアンドル (加賀まりこがこういう役を演じる時代になってしまったのかと思ったが、これは極めて個人的な印象。蒼井優に冷たく接する江口