Based on a True Story 昔、ケリー・フォン・エリック*1というプロレスラーがいた。 彼の父はフリッツ・フォン・エリック*2。巨大な掌と一説には200kgを超えると言われた握力を持つ有名なプロレスラーで、必殺技「アイアンクロー」を武器に世界中に名声を轟かせた。日本でも、ジャイアント馬場のライバルとして数々の好勝負を残している。 フリッツは、地元テキサス州ダラスにプロレス団体WCCWを設立。同団体のオーナー兼エースとして活躍。引退後もプロモーターとして一時代を築いていた。 私生活では男の子が6人と子宝にも恵まれる。その後、不慮の事故により長男のハンス・アドキッセン・ジュニアを幼くして亡くすという悲劇を乗り越え、残った5人の息子達をプロレスラーとして育成していく。 フリッツには「夢」があった。悪役レスラーであった自分が叶えられなかった夢。それは、我が息子達を世界3大ヘビー級王
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