6月6日、日銀の黒田東彦総裁(写真)は、円安は安定的に進むなら日本経済全体にプラスとの考えを示した。写真は都内で2020年1月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 6日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は6日、共同通信社の「きさらぎ会」で講演し、「揺るぎない姿勢で金融緩和を継続していく」と強調した。賃金が上昇しやすい経済環境を作り、インフレ予想の上昇や値上げ許容度の変化を持続的な物価上昇につなげていく考えを示した。大半の品目で価格の伸びがゼロ%で張り付く現状を打破するため、来年度以降の賃上げ率に実績のインフレ率が反映されることが必要だと語った。