有村悠さんという人がいます。 東大に入れば中退し、はてなでアイドルになれば退会し、Twitterでフォロワー1万人間近でブロック祭りなど、衝動的な行動の繰り返しです。 彼はたぶん、行動した時はスッキリしている。 せいせいした感じだと思う。 しかし後から悔いて、自分が切り捨てたものの重さを知るのです。 失ったものは戻らない。 有村さんはかなり極端だけど、僕らでも思い当たることがあります。 破壊した方が、短期的にはすっきりする。 だからアホのように破壊してしまう。 長期的に計算したら我慢して保持した方がいいのに、短期的な衝動で破壊するなんて、人生でよくあること。 音楽で人が悔恨の歌を歌うのは、そういう経験で失ったものを感傷的に悼み、弔鐘の鐘を鳴らすことなんです。 「万能の君の幻を僕の中に作ってた」というラブファントム(B'z)なことは多々あって、それにそぐわない現実を滅多斬りにしてしまうアホな