東急線の安全な運行には、日々の点検・整備が欠かせない。鉄道の生命線ともいえる電気設備は、実際にどのように管理されているのか。新丸子電力区 電路担当の加藤さんと阿部さんにお話を聞きました。 “鉄道の運行に欠かせない電線や電柱を守る” まず、電気はどのようにして供給されているのですか 加藤さん 電力会社さんから受電した電気を東急電鉄の変電所で変圧し、駅の照明や改札などに使う6,600Vと、鉄道を走らせるために使う1,500Vに分けてから、各所に供給しています。私たちはその電気を供給するための電線や電柱などの点検・整備を行っています。 例えば、鉄道は線路の上に吊るされているトロリ線に、パンタグラフを接触させて電気を供給しているのですが、トロリ線はすり減っていくものなので、日々点検を行い、鉄道の運行に悪影響が出る前に張り替える必要があります。