2023年の6月あたりから国内の現代アート市場は厳しい局面に入ったようだ。 物価上昇の一方で、社会保険料の増加、増税が進み、自由に使えるお金が減っているだけでなく、将来的な見通しも見えにくい世の中になっている。 少子化対策は名ばかりで一向に進まず、世界一の高齢化社会を若者が理不尽に支え続ける図式しかまだ見えてこない。 ラグジュアリー市場は円安を利用する海外からの観光客頼みとなっており、あれだけ高値が付いていたビンテージのスニーカー・ブームも沈静化し、現在は売れなくて在庫があまっている状況である。 このような市況の悪化が進む中で、我々はどうすべきかを考えてみることとする。 閉塞感が漂う社会と現代アート 他国ではすでに話題にものぼらない新型コロナであるが、現在、世界中で日本人だけがいまだマスクをしている国民となった。 コロナ禍以降、日本は極度の内向的思考に陥ったまま、過度な同調圧力を是とし、変
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