●「ドルコスト平均法」の評判 ●ドルコスト平均法の比較対象は何か? ●当口数投資と比較すると ●ドルコスト平均法で起こりうる弊害 ※本記事は2012年9月7日に公開したものです。 「ドルコスト平均法」の評判 今回は、「ドルコスト平均法」について考える。一般に言われていることと違うことも申し上げるので、「頭を柔らかくして」「先入観を捨てて」読んでほしい。 読者の多くは、ドルコスト平均法が何を指すのかを既にご存じだろうが、念のために説明しておくと、「一定期間ごとに、一定金額で、同じ投資対象を買い付ける投資方法」のことだ。たとえば、毎月同じ日に、2万円ずつ、TOPIX(東証株価指数)連動のインデックス・ファンドを買い付ける、というような投資方法だ。 積立投資を実行しやすい方法であり、投資家が独自に行う投資信託や外貨預金などの積立投資の他に、社員持株会、金地金の積立投資、確定拠出年金など、さまざま