日本原子力研究開発機構は、高速増殖炉「もんじゅ」（敦賀市）で原子炉容器内に落下したままになっている燃料交換用の炉内中継装置本体を２３日にも引き抜く方針を固めた。　炉内中継装置は直径４６センチ、長さ１２メートル、重さ３・３トンの円筒形。中央が直径約４０センチの空洞になっており、燃料交換の際に空洞を燃料棒が通る仕組み。昨年８月に落下し、接合部が変形したため引き抜けない状態が続いている。　原子力機構は当日、専用器具を使って装置と原子炉容器上ぶたの一部「スリーブ」（重さ３・６トン）ごと引き抜く計画。引き抜き後順調に作業が進めば今秋にも復旧し、今年度中に４０％出力試験を行う考え。　関係者によると、週明けにじゃばら式の専用器具を設置。２３日午前９時ごろには、本体引き抜き作業に着手する。全体の作業終了は深夜になるという。当日は経済産業省原子力安全・保安院が立ち入り検査を行う。

埼玉県教育委員会は８日、校内で女子児童を呼び出し、アイマスクを着用させポーズを取らせるなどの不適切な行為を繰り返したとして、所沢市立小の男性教諭（３０）を停職６カ月の懲戒処分にした。　県教委によると、教諭は当初、「児童を元気づけるため」「家庭学習を頑張ったご褒美のゲーム」と釈明していたという。　教諭は自分が受け持つ高学年の女児計６人を授業中などに別の教室などへ個別に呼び出し、アイマスクを着けた状態で、頭上に手を掲げるポーズのままストップウオッチで時間を計らせたり、あごに付けたシールを手を使わずにはがすよう指示するなどした。わいせつ行為はなかったとしている。