まさかだったのか、必然だったのか、圧倒的な支持を受けた秋緒戦の京都大賞典を5着と取りこぼしたゴールドシップ。しかし、春を振り返れば、同様に単勝1倍台の天皇賞(春)で崩れた後の宝塚記念は、生涯一番の着差をつけての大楽勝。この魅惑の部分が、観るものを熱狂させ、大いに悩ませるキャラクターでもあるのだろう。今回は同馬の不動の主戦である内田博幸騎手と、その背の感触を知る数少ない中の一人である安藤勝己の対談が実現。元地方Nо.1ジョッキーの両人がゴールドシップについての本音をぶつけ合った。 安藤勝己元騎手:今日はゴールドシップについての話ということで、最近は道中ペースが遅くなって、自分が行く気になった時に動いた方が、また終いジワジワと伸びる感じがする。スタートして、ちょっと高跳びになって走ってるでしょ? 内田博幸騎手:高跳びで走ってますね。だから、抑えて行って下さい、という形の方が良いのかもしれないん