2022年1月28日のブックマーク (3件)

  • 第22話 ネイムド - 魔石クラフトダンジョンズ(さんすけ) - カクヨム

    翁、ジョセの執務室、小綺麗に整っている部屋だか、壁一面にが並んでいる。 こんなダンジョンのゴブリンの城に何故があるのかというと、神の御告げを編纂する事が、ジョセ翁の主な仕事だからだ。 俺と翁は祭壇から戻って来て、この執務室で打ち合わせをしている。 白濁しているジョセ翁の目を見て、疑問を口にする。 「師匠は目が見えているのですか?」 「もう百年は見えてはいない」 「このは全て師匠の仕事ですよね」 「そうじゃ、文字は見えんが読む事は出来る。口は達者だから書いてもらえる。それを纏めるのか儂の仕事じゃ、後は待っておればが出来るのじゃ」 「いやいや、何故文字が読めるのですか?」 「神のお陰じゃ、神の御告げを頂く様になり、全てに神の陰がある事を知る。この城や机にや、文字にまで神の陰があるのじゃ」 「魔力と言い換えてみる事は出来ますか?」 「好きにするといい、魔力さえも神のお陰じゃ」 「ありが

    第22話 ネイムド - 魔石クラフトダンジョンズ(さんすけ) - カクヨム
    rirero
    rirero 2022/01/28
    冒険者ジョエルの物語
  • 第21話 依頼 - 魔石クラフトダンジョンズ(さんすけ) - カクヨム

    祭壇でこれまでゴブリン達は、神から様々な教えを受け取っていた。 明日の天気から、失せ物探し、夫婦の悩みに、子どもの病気、国に関わる重大な決定やダンジョンの環境変化に至るまで、幅広く神の気紛れや親和性の強弱にもよるが、この場で祈ることで御告げを頂けるのだ。 しかし噴水の泉の中に手を入れられるのは資格を持つ神官以上にしか基許されていない。多くの手による穢れが神との対話を妨げる事を防ぐ為であり、水の流れと専門の係が清掃と管理する事で神との対話が永遠と守られている。 そして泉の底には光り輝くオーブが置かれている。この地の護り神と伝えてられ、直接触れると死ぬらしい。 噴水を設置し、水でオーブと罰当たりなゴブリンを護っている様だ。 祭壇は、壁から流れる水が大人が五、六人入れる丸プールに溜まる一段目と正面から落ちる水が溜まる半円形の二段目で出来ている。両サイドから水は排出され、オーブのあるのは勿論一段

    第21話 依頼 - 魔石クラフトダンジョンズ(さんすけ) - カクヨム
    rirero
    rirero 2022/01/28
    よろしくお願いします。
  • 第20話 祭壇 - 魔石クラフトダンジョンズ(さんすけ) - カクヨム

    「おはよう御座います」 門番に挨拶される。 ホブゴブリンの様だ。下位のホブゴブリンと違い、随分と知的な印象がする。 俺は客室を出て、翁の案内で、門番の守る装飾された鉄の扉の前に来た。 門番は翁を確かめると、おもむろに扉を開け、俺達が中に入ると固く扉を閉じた。 扉が閉まると、真っ暗だ。 翁は「火よ」と呟く、するとたちまち火が壁の松明に順々に灯る。 下へ続く階段が現れた。 翁が降り始める。 「随分賢そうですね」 「亜人。魔物とは違うのじゃ」 多分進化前は魔物、進化後は亜人? 俺は魔物から亜人になったのか。 階段を降りるとまた扉があった。 「土よ」 翁が呟くと左右の扉がこちら側にガタゴトいいながら開く。 中に入り扉が閉まると、神秘的な光が前方から降り注ぐ。 中は数十人が並べる程の広さで、天井も高かった。突き当たりの壁には噴水があり、水底が淡く光を放ち、水が揺らぎ、室内が噴水の光で揺らめいていた。

    第20話 祭壇 - 魔石クラフトダンジョンズ(さんすけ) - カクヨム
    rirero
    rirero 2022/01/28
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