[ 2012.03.02 ] 白い「T」の字が浮かび上がるファサードを備えた棟が3つ、旧山手通りに面して並ぶ。2011年12月5日、大胆なデザインの外観をまとって「代官山 蔦屋書店」がオープンした。「家」をイメージした空間に、ライフスタイルのテーマに絞った書籍コーナーなどで構成した売り場を配し、50歳以上の大人を主ターゲットに据えた店づくりを行った。 「T」の字が白く浮かび上がる建物に近づくと、白い外壁部分そのものが、さらに「T」という文字の組み合わせで出来ていることが分かる。遊び心あふれた外観は、設計を手がけたクライン ダイサム アーキテクツの面目躍如たるところだ。 とはいえカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)が運営する「代官山 蔦屋書店」の見どころは、街行く人の目を奪うファサードだけにあるのではない。 従来、顧客層の中心を20代から30代に置いていたCCCが、初めて50歳
![第85回「ライフスタイルを選べる大人の『家』 〜代官山 蔦屋書店」 | JAPAN SHOP](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2cd5773f622e16ef143e46285811bcdf91fe4d7d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmesse.nikkei.co.jp%2Fcommon%2Fimages%2Fogp_js.gif)