http://www.otomo-gengaten.jp/ 行ってきました。狭い会場に、ひたすら原画を並べ、『AKIRA』の全原画を棚状に並べるという、まあ「工夫がない」といえばいえる展示なのだが(えらく高い位置に掲げられた原画など、どうやって見ればいいのかわからん)、いったん入って大友の原画が目に入ると、ひたすら集中してしまう。やはり、彼の画力はハンパではない。これらの絵が時代の先端を切り開く圧倒的な印象を知っている僕としては、その感覚がよみがえり、目が離せなくなる。 とにかく都市の建築の描写への思いいれは、少なくとも当時の日本マンガでは特異だった。その点でBDやアメコミに近いものがあるなあ、とあらためて感じた。大友の絵とデザイン感覚をもって、はじめて日本マンガは都市と建築を絵の主役にすることができたのかもしれない(あ、いや宮谷一彦がいるか!)。 僕も全部は読めてない旧い原画もけっこうあ
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