タグ

ブックマーク / nishizonoryota.blogspot.com (2)

  • 2015ツール・ド・シンカラ その3

    10月5日は比較的平坦な第3ステージが用意された。前日にいきなり総合で決定的な動きが決まったために、リーダーチームもはっきりとして安定したレースとなるはずだ。ふりかえると、まあとりあえずレースは安定していた。安定していなかったのは僕である。 スタートラインまでは7人乗りのトヨタに例のごとくぎゅうぎゅう詰めで移動する。この国に来てから日車の優秀さをあらためて実感する。スタート近辺はくねった一車線で、周囲はいまにもオランウータンが現れそうなほどうっそうとしている。道も荒く、しばしばオフロードになる。しかし運転手のブンガ氏(推定40)はまったく怯むことなく、エンジンの回転数3000以上を保って、軽快にコーナーリングを決めていく。スタートラインにつく頃には、まず車酔いやら移動の疲労を回復しないとしばらく動けない。 丘の上の原っぱがチームのパーキングである。サインのための公園のようなところでは、イ

    river_side
    river_side 2015/10/17
    “肛門括約筋に意識が集中するあまり、脂汗をかいていた。ダンシングは限りなく危険な行為に”なんと秀逸な危機的状況の表現。
  • 2015ツール・ド・シンカラ その1

    先週はインドネシアでツール・ド・シンカラという9日間のステージレースを走ってきました。 自身で初めての東南アジアでのアジアツアーレース。先輩諸氏によれば、アジアツアーはレースで最強なだけでは勝つことができず、人類完成体としての強さが求められるという。数あるアジアツアーの中でも、インドネシアはかなり高レベルだとのことだ。主に衛生概念と暑さ的に。 ロードサイクリングは、それなりの速度でグローバル化を遂げている。僕のキャリアの間だけでも、確実にいくつかの非伝統国が伝統国に伍するようになりつつある。それと歩調をあわせて、これまでレースのなかった地方でレースが開催されるようになってきている。中でも発展途上国のいくつかでは、その経済成長の希望から、ロードサイクリングのような非採算的イベントに多額の資金を投じることもいとわない。ロードサイクリングがはっきりとした因果関係に支えられた、採算事業でないことは

    river_side
    river_side 2015/10/17
    読ませる文章。選択する表現が文豪感。面白い。
  • 1