Safariなどに採用されているオープンソースのHTMLレンダリングエンジン「WebKit」の次世代版、「WebKit2」がその姿を表した。WebKitの開発者向けメーリングリストに投稿されたメッセージには、Appleに勤務するAnders Carlsson氏とSam Weinig氏の2人が名を連ね、Appleによる事実上の公式発表という意味合いを有している。それでは早速、その変更点に迫ってみよう。 タブごとのプロセス分離が可能に WebKitは単一構造ではなく、HTMLパーサー/レンダラーの「WebCore」、JavaScriptエンジン「JavaScriptCore」をラップするフレームワークだ。WebKit2もこの構成を踏襲するが、プロセスの処理系はユーザーインターフェース部分とウェブレンダリング部分とに二分割され、それぞれ独立して実行される(図1)。このタブごとにプロセス分離できる
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