―BBCほか― 四本の手、四本の足、都合八本の四肢をもつインドの女児が、寄生結合体の分離手術をうけることになりました。 この女児は、ネパールとの国境近いビハール州の生まれ。今年二歳になったラクシュミ・タトマ(Lakshmi Tatma)ちゃん。結合双生児のなかでも頭蓋結合体(Craniopagus)に次いで稀な坐骨結合体(Ischiopagus)といわれるもので、結合双生児全体のなかでも約6%といわれています。 ラクシュミちゃんは下図のように臀部で合わせ鏡にしたように癒合していますが、寄生体のほうに頭部はありません。またその名前からもわかるようにヒンドゥー教の美と豊饒、そして幸運を司る女神ラクシュミから命名され、女児が生まれてからその姿形ゆえに、村人たちには崇め奉られてもきたようです。 しかし日常生活では余分の四肢はさすがに不便極まりなく、両親も切除を願っていたところ、シャラン・パチル医師