中国の通信機器大手、ファーウェイの任正非CEO=最高経営責任者は情報通信技術の分野で安全性を向上させるため、5年間で、日本円で2000億円余りを投じる計画を明らかにしました。アメリカなどで安全保障上のリスクから製品を締め出す動きが相次いでいることから、懸念を払拭(ふっしょく)する狙いもあるとみられます。 この中で、任CEOは「ネットセキュリティーとプライバシーの保護は会社にとって最も重要な原則だ」として、情報通信技術の分野で安全性を向上させるため、今後5年間で20億ドル(日本円にして2100億円)を投じる計画を明らかにしました。具体的には、ソフトウエアの開発能力を高めていくなどとしています。 ファーウェイをめぐっては、アメリカやオーストラリアなどで、安全保障上のリスクになりかねないとして製品を締め出す動きが相次いでいて、ファーウェイとしては、安全性の向上をアピールすることで、こうした懸念を