【高１放火】背景に複雑な家庭環境 (1/3ページ) - MSN産経ニュース大阪府池田市でアパートが全焼し住人が死傷、自室に火をつけたとして当時私立高１年だった少年（１５）が現住建造物等放火の非行事実で大阪家裁に送致された事件。少年は、動機として「勝手にアパートを借りてきた」「学校をやめさせてくれなかった」と親への恨みを供述しているという。背景には、両親の離婚後、親族宅を転々とせざるを得なかった少年の複雑な環境がかいま見える。■威嚇 少年は大阪府豊中市の閑静な住宅街で暮らしていたが、数年前に両親が離婚。その後は親族の元などを転々とさせられ、事件の１カ月前には大阪市内で祖母や実母と暮らしていた。高校へは通わず、引きこもりのような日々を過ごしていたという。 表面化したのは、ささいなきっかけだった。 ９月４日午後。少年は昼食が３日続けてそうめんだったことに激怒し、祖母の肩をつついた。翌朝にもテレビの前で立ったままピザを食べたことを注意されると、実母にピザを投げつけ、背中
