ここ数年、「仮想化」はIT業界のスーパースターだ。中でも、コンピュータそのものを仮想化してしまう「サーバ仮想化」の注目度が高い。本連載最後のテーマとして、Windows Server 2008の一部として提供されるサーバ仮想化機能「Hyper-V」について、4回に分けて紹介していこう。 サーバ仮想化とHyper-V サーバ仮想化は、1台のサーバに複数の仮想的なサーバを構築し、あたかも複数のサーバがそこにあるかのように見せかける技術だ。このとき、物理サーバを「ホスト」、仮想サーバを「ゲスト」と呼ぶ。 マイクロソフトでは仮想サーバを構築するソフトウェアとしてWindows Server 2003用に「Virtual Server 2005 R2」を無償で提供している。しかし、Virtual Serverには以下のような欠点があった。 完全ソフトウェア制御のため低速 64ビットゲストに非対応(ホ
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