15年前の大みそか、東京・世田谷区の住宅で一家4人が殺害されているのが見つかった事件で当時、現場近くで手に血が付いた男が目撃されていたことが警視庁への取材で初めて分かりました。犯人が現場から逃走したとされる未明の時間帯の可能性もあり、警視庁は、この男が事件に関わっている疑いもあるとみて調べています。 事件は12月30日の午後11時半ごろに起きたとみられ、警視庁は犯人が住宅のパソコンを操作した記録などから、翌日の午前1時18分以降の未明の時間帯に立ち去った疑いがあるとみて目撃情報を改めて捜査しています。 これまでの調べで犯人は犯行の際に手にけがをしたとみられていますが、当時、現場近くの道路で手に血が付いた男が目撃されていたことが警視庁への取材で初めて明らかになりました。 警視庁によりますと、男は道路に飛び出してきて車と軽く接触したということで、運転していた女性が車から降りて見ると、左手の袖口