北海道有数の工業都市、室蘭。 明治期から石炭積出港として栄え、鉄の街へと発展してきたこの天然良港に、夜景見学バス(2時間半、1000円)が走っている。11月でことしの運行を終え、利用状況が見えてきた。 「乗車率は7割といったところ」と教えてくれたのは、 室蘭観光協会の担当者。「4月から11月までの土休日を中心に運行してきたが、ピークは9月。ハイシーズンが過ぎたあと、涼しくなったころに室蘭を選んで訪れる人が多い」という。 「男女比は6対4で女性が6割。市内近郊からの客が3割、札幌エリアからが3割、そのほかの道内や本土から3割という割合。工場萌えというより、基本的に女性のほうが夜景を好む傾向」 同バスは、 道南バスが運行を担当。JR東室蘭駅東口から旧室蘭駅舎、道の駅みたら室蘭、祝津公園展望台、陣屋除雪ステーション、崎守ビュースポットなどを経て再び東室蘭駅へと戻るコースを行く。途中、東日本最大の