ノマド礼賛。 フリーランス万歳。 会社員とは別の「自由な働き方で楽しく生きよう!」という言説が活発になったのは、いつ頃からだっただろうか。少なくとも自分が大学生として過ごしていた2010年前後には、ウェブ上では既に耳馴染みのある論調となっていたのではないかと思う。 とは言え、「じゃあ就職活動しない!」なんて盲信して飛びつくような人はほとんどおらず、「そういうすごい人もいるんだーいいなー」といったほどほどの憧れと、「なんか怪しい……」という胡散臭さが同居していたような印象が強い。「そういうのもあるのかー」程度の、他人事。 書店にもその手の本が並ぶようになり、「意識高い系」と揶揄されつつも、水面下では注目を集めていたそれらの主張。同時期にブラック企業批判の言説がメディアで活発化していたことを考えれば、それらの本はある種のカウンターとして提示されていたようにも思う。 過労死や企業体質の問題が大き
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