児童生徒の自殺が、2020年には年間479人と前年より140人も増えて過去最多となったことを、2月15日の自殺予防の有識者会議で文科省が明らかにした。内訳は小学生が14人(前年比8人増)、中学生13人(同40人増)、高校生329人(同92人増)となっている。 不登校も増えている。昨年10月に文科省が公表した調査結果によれば、2019年度の不登校が高校では減っているものの5万人を超えており、小中学校では18万1272人と、前年度より1万6744人も増えている。 自分の「居場所」を失っている子どもたちが増えているのだ。なぜ、学校は子どもたちの居場所になっていないのだろうか。 ■子どもの「居場所」ではなくなってる学校 「NPO法人ピアサポートしぶや」は、1999年に創設した中高生の居場所「渋谷ファンイン」の運営をはじめ、不登校をはじめ困難を抱える子どもや若者の自立をサポートする活動を続けている。
![不登校も自殺も増えているが、問題は学校が「子どもたちの居場所」になっていないことかもしれない(前屋毅) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ac5b310b03d2e6e109efb6181021c451b743166d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fmaeyatsuyoshi%2F00223125%2Ftitle-1613559218288.jpeg%3Fexp%3D10800)