富山県魚津市の中学校で昨年7月、当時1年の男子生徒に担任だった女性教諭が「邪魔、消えろ」と発言し、学校が不適切だったとして教諭に口頭で厳重注意していたことが6日、分かった。生徒は昨年10月から学校に来ていないという。 学校によると、教諭は昨年7月22日、教室の外の廊下で生徒に成績表を渡した際、生徒が教室に戻らなかったことを「邪魔」と発言。男子生徒が両親を通じて「傷ついた」と訴え、教諭は生徒や両親に謝罪したという。 生徒は夏休み後は学校に来ていたが、10月から登校しなくなり、今年4月、母親の母国のフィリピンに渡った。両親には友人の一人から「黒い、気持ち悪い」と言われたとも訴えているという。 学校は「学校に戻れるようできる限りのケアをする。クラスでも人気があり、いじめはなかったと思う」としている。