製品にはターゲットとなるユーザーを決めましょう、というお決まりのベストプラクティスがある。あらゆる本にそう書いてあるから、そうしたらよさそうなのはわかりきっているんだけど、実際にそれをやるとなにが起こるのか、また、それでどの程度効果があるのかは、本を読んだだけでは絶対に知ることができない。自分でやってみて、ああやっぱりうまくいくんだなとか、思ってたのと違うぞ、と実感することが大事だと、特に最近しみじみ感じる。だから、自分でやってみて、実感したことをこれから書く。 それで、ターゲットユーザーというとなんとなくよそよそしいので、ええと20代男性で、週末はバーベキューが趣味で、などと、なんとなく決めてしまう。これだと、よそよそしいままの、ふわふわしたターゲットが完成する。このやり方では、本当にそんなやつが実在するのか確証がないので、本当にそいつが製品を使うのかも確かめようがない。そうではなくて、