── ところで「いいちこ」って、 なぜ売れたと思ってらっしゃいますか? 西 やっぱり、おいしかったからですね。 ── それは、大前提のところですね。 でも、けっこう、ちがったんですか。 それまでの商品とは。 西 はい。ぜんぜん、ちがいました。 口に入れるものというのは、 また飲みたいという「余韻」がないと ダメだと思うんです。 ── 余韻。 西 そう、余韻というのは、口に含んで‥‥、 本当はね、時間があれば、 今日、みなさんと会食したいんだけども。 一同 (笑) 西 そうしたら、すぐにわかってもらえる。 余韻がこのあたりにグッと残るんです。 ── 後頭部のあたりに? 西 余韻というのはね、言い換えるならば、 何かを食べたり飲んだりしたときの 「ああ、おいしいな、もっとほしいなあ」 という気持ちのことです。 やはり、それは絶対に必要なんですね。 ── で、「いいちこ」には、それがあった。 ち
広々とした大草原、ひみつめいた湖のほとり。 よく見ると、焼酎のビンが小さく1本。 「いいちこ」の駅貼りポスターは そのデザイン性や美しさで、目を引きます。 でもそれは、ただ「綺麗なだけ」では ありませんでした。 それどころか、そこには 「お酒」をつくっていることに対する 慎み深い「経営姿勢」が込められていました。 経済ニュースメディアのNewsPicksさん、 デザイン事務所COMPOUNDさんと一緒に 「経営とデザインの関係性」を探る本企画。 ぼくたち「ほぼ日」は 大分の三和酒類さんに取材を依頼しました。 お話くださったのは、 同社の名誉会長・西太一郎さん、77歳。 「ほぼ日」の担当は奥野です。 「いいちこの会社」が 「下戸」にも好かれる理由が、わかりました。 NewsPicks 経済情報に特化したメディア、 経済ニュース共有サービス。 編集長の佐々木紀彦さんは、1979年福岡県生まれ。
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